「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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先日のブログ“花粉症は治る?”関連で…
我が国では、年々花粉症やアトピー、喘息などのアレルギー性疾患が増え続けています
この要因として、免疫力の低下があげられます
さて日本人は、昔から『教育、しつけ、清潔さ』は世界の中でもとても優れた国民だと言われています。
2年前に、新型インフルエンザが世界中に流行し日本にも上陸した際、テレビの映像から「日本人は
清潔好き、街中や地下鉄ではマスクをするのが当たり前」と、海外メディアは報じましたね~
昔から学校の給食当番やスーパーで働く人はマスク!
掃除の時は手ぬぐいをかぶり、マスク!
風邪をひいたら当然マスク
マスク、マスク、マスク、マスク…日本では見慣れた光景です
置き薬ならぬ置きマスクをしている家庭は約7割!とにかくマスクをよくします。
満員の通学バスや学校の教室、オフィスなどで咳をする時、「なぜマスクをしないの?」
と冷たーい視線を感じ、肩身の狭ーい思いをした経験はないでしょうか
様々な抗菌グッズが店頭を飾り、公共施設のトイレの温水洗浄も日本ならでは!
日本人の高い衛生意識が、この“超清潔社会”を支えています
ただし、この『清潔さ』がアレルギー性疾患を増やしているとなると…
最近、専門家の間で注目されている「衛生仮説」。。。
現代の子供たちの清潔過ぎる成育環境が、免疫のバランスを崩し、
花粉などに対しても過剰に反応しているのだそうな…
また、防腐剤や食品添加物を含む食品ばかり食べていたり、ちょっとしたことで抗生物質を
飲み過ぎたりすると、腸内細菌のバランスが崩れてアレルギー症状が出やすくなるようです!
汚い環境の方がアレルギーになりやすいのではと不思議な気もしますが、日本人の体質の
調査によれば、1950~60年代以降の出生を境にして、アレルギーの人が増えていることから、
衛生環境が改善してきた時期と符合し、この仮説が説得力を持ちます
文明社会が築いたきれいな環境に私たちは慣れてしまい、昔の不衛生にはもう戻れません!
となると、これからもっとアレルギー性疾患と上手く付き合っていかなければなりりません。
超清潔社会の『快適さ』と、その結果かもしれない『憂鬱さ』を一緒にしょい込んでいるのです
ひたすら食中毒や汚染・感染回避のために衛生管理を徹底したことが
一方でこのような状況の誘因になっていたとしたら、皮肉なことですね
(田野)
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