「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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紅葉にはまだ早いのですが、世界遺産~『五箇山の相倉(あいのくら)
合掌造り集落』に行ってきました。
この集落にある32戸の住宅のうち20戸が合掌造り家屋となっています。
その多くは、約100~200年前(江戸時代末期から明治時代)に建てられたものですが、最も古いものは400年前にさかのぼると言われています。
史跡として保存される範囲には、これらの民家だけでなく、田畑や山林、池・道路・茅場(かやば=屋根葺きに必要な茅を取る)や雪持林(ゆきもちりん=集落を雪崩から守る)までもが含まれます。
屋根の勾配は60度と急で、断面は正三角形に近い!(雪が滑り落ちやすい形)
茅葺き屋根の葺き替えは15~20年ごとに、今は森林組合が中心になって
行われているそうです。(瓦葺きに慣れている私たちには雨漏りが心配に
なってしまいますが…)
雪深いという厳しい自然に対応する強固な造り、
さらに生活の場と生業の場を一つにした合理的な建築!
人々の生きる知恵が生んだ偉大な発明、それが「合掌造り」といえるのです。
峠へ登る林道を30分くらい森林浴しました!
大樹が茂りあって木立が結構深い…
途中、栗が落ちていましたぁ~
そして、樹勢盛んに枝を広げている
ケヤキの巨木に出逢った!
根元から5メートルばかりのところで幹が
二つに分かれ、少しあがってまたくっつき
合っている(高さ27㍍、直径最大8㍍)ので
“夫婦ケヤキ”と呼ばれているそうです。
昔大きな雪崩をこの夫婦ケヤキが
止めて、集落を守ってくれたと言い
伝えられているそうな…
技と形が昔のまま生きている…相倉を訪れると、集落と周りの環境とが織りなす美しい風景を
目の当たりにすることができます。
江戸時代からその姿を変えずに今も当時のままに人々が暮らして、
そこには山菜を採りに行く人の姿や、田畑を耕す風景があり、古えの面影に…
癒されましたぁ~ 紅葉が見ごろの時また来ようっと。。。
(田野)
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