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「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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ふりかけ界のロングセラーといえば、誰もが知ってる、丸美屋食品工業の『のりたま』です

緑色をバックに「のりたま」の赤い文字、そして、鶏が描かれたパッケージ。。。
201012152345000.jpg国民的なふりかけとして幅広い世代に親しまれ、
今年で発売50周年を迎えました~

1960(昭和35)年の発売以来、
圧倒的なシェアを維持し続けているそうです

戦前や戦後間もない頃、人々は小魚をすり潰し、
胡麻や食塩などを加えた自前のふりかけを食べていたといいます。

「のりたま」が登場した当時(1950年代の後半ころ)の
日本の食卓はまだまだ貧しいもので、白飯に味噌汁、
めざしもつけばまだいい方!という家庭も珍しくなかったらしいです。

そんな中、のりたまが画期的だったのは、
名前の通り「海苔と卵」を使ったことです
当時、海苔と卵にはまだ高級品のイメージがあり、“旅館の朝食のような(旅館の朝食には
たいてい海苔と卵が付く)贅沢な美味しさを家庭でも手軽に味わえるような食品を開発しよう!”
と思い立って作られたのが「のりたま」ってなわけです

乾燥した卵そぼろに、ふんわりした食感を出すことがとても難しかったそうな…
他に、きざみ海苔、さばの削り節、抹茶、胡麻、青海苔、鶏肉、砂糖、塩、
醤油、こしあんなどの配合バランスにも試行錯誤を重ねたようです。

そして、1960年1月―のりたま発売! 当時の価格は30円。(決して安くはない)

さらに64年に、当時の人気テレビアニメ「エイトマン」のシールを袋に入れたところ、
子供たちの間で爆発的な人気となり、シールを欲しがる我が子にねだられ、
仕方なく買った親も、のりたまのファンになっていったといいます

その後、子供のお弁当などに便利な小袋入りなど、
用途に応じたシリーズ商品を多く世に送り出してしました!

また、塩分の摂りすぎを気にする人が増えたことに対応して、塩分を徐々に減らしています

具体的な製法や原材料の配合割合は今でも企業秘密で、
ちなみに何故こしあんが入っているかも秘密事項らしいです

「のりたま」は何故ロングセラーなのか

  ① 消費者の好みの変化に対応して、細かく味を変えてきた点…卵の種類を変え、
    減塩し、カルシウムを混ぜ、進化し続けている。パッケージも濃い緑から
    だんだん薄く、派手に!トレードマークのニワトリも徐々にスマートに。。。

  ② 人気アニメキャラクターを採用し、子供たちをターゲットにしている点…エイトマンから
    始まり、最近はスヌーピーに!

“子供の栄養”を考えて50年この2点が、「のりたま」がロングセラーたる由縁なのでしょうか


(田野)

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