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「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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甚大な被害が出た今回の東日本大震災で、『地震保険』が改めて注目されています。

昨年8月に『地震保険には入った方がいいの?』のブログでも、
『大事なお住まいですから、入っておいた方が安心ですね』と書かせてもらっていますが、
ここで、地震保険とは何か!ポイントをわかりやすくまとめてみました。

     【地震保険のポイント】

◆火災保険とセットでしか加入できない

◆補償額には上限がある

◆自家用車や高価な貴金属・宝石類、有価証券などは原則補償の対象外

◆家財も程度によって保険金が支払われない場合がある

◆巨額の保険金支払いに備え、国も支払いに関与

◆保険料は居住地域や住宅の構造で異なる

◆保険の請求期限は地震発生から3年

◆今は火災保険しか入ってなくても、契約途中から地震保険に入ることができる

まず地震保険の仕組みですが、地震や津波、火山の噴火が原因で、
建物や家財が完全に流失・焼失したりした場合、保険金が支払われます。

多くの家屋が津波で流された今回の大地震では、保険金の100%が
支払われるケースが多い(過去最大になる見通し)とみられます。

但し、補償額には上限があり(住宅は5千万円、家財は1千万円)、保険金額は
火災保険の50%までですから、これで万全!というわけでもないようです

また、大地震が起きると、民間の損害保険会社だけでは負担しきれない巨額の
保険金支払いが発生するわけですから、国が支払いに大きく関わる形態で、
専門の保険(総額で最大5.5兆円まで支払える)をつくっています。

気になる地震保険の請求期限は地震発生から3年! 保険証券が無くても契約は有効です

なお、門や塀が壊れたり、棚が倒れて食器が破損しても、建物の主要構造部に損傷が無い場合や、
家財総額の10%以下だと、保険金が支払われない場合もありますから、注意が必要です

なので、支払い対象になるかどうか分からない場合も、念のために損害状況の
写真撮っておいたり、発生した費用の領収証をとっておいたら良いのです

最後に保険料は、住んでいる地域や住宅の構造によって異なります。

木造より鉄骨造の方が保険料は安い! 大地震が起きる可能性が高かったり、
発生した際に被害が大きいと予想されたりする地域は、保険料の設定が高めです。

阪神大震災以降、着実に加入が増え、中越地震をきっかけに一気に関心が高まっている『地震保険』。
ただ、“保険料が割高”との声もあり、全国の世帯加入率は約23%にとどまっているそうな・・・
 
ちなみに被災地の加入率は、宮城県が33%と全国平均を上回る一方、
青森は15%、岩手は12%、福島は14%などと平均を下回っています。

再建費用として決して十分とは言えませんが、“備えあれば憂いなし”ですね。
 
さらに、原発事故の損害賠償やボランティア活動保険などの特殊な
ケースについても、機会をみつけてお話させていただきます。


(田野)

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