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「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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『地産地消』という言葉があります。

これは、「地域で生産された農産物や水産物をその地域で消費すること」を指しています。

遠方から輸送して野菜などを持ってきて消費するのではなく、
現地で作ったものをその場で消費すること!
地産地消ならエネルギーコスト(輸送費など)を低く抑えることができます

そして今、その『地産地消』をさらに進めた、
『店産店消』=「お店で作ったもの(工場栽培)を採りたてで食べてもらう」スタイル!
さらにさらに、『学産学消』=「大学のキャンパス内に植物工場(野菜工場)併設型店舗を
出店し、学食をまかなう」プロジェクト・ビジネスモデルが推し進められています!

“環境に対して出来ること”を考えた結果辿り着いた、全く新しい形態ですよね

光・温度・養分をコンピュータ制御して、室内で作物を育てる『野菜工場』が全国に広がっています。
それは、天候や害虫に左右されるこれまでの泥にまみれた農業のイメージとは、180度異なるもの

白衣で作業する作業員は、極端に言うと手も汚れない…
昨今では、発光ダイオードを使用した完全制御型の野菜工場も登場しています!

現在のところ、主にレタス・サラダ菜・トマト・ハーブ類のみですが、
エノキやカイワレなどは、以前からある“工場野菜”の一種です。

工場野菜のメリットは、天候に左右されず、安定的に量産・出荷できること!

デメリットは、光熱費が生産原価の3割にも及ぶこと!

ただ、凶作のため露地ものの野菜の価格が暴騰しても、
コンピュータ制御で量産される工場野菜の価格は変動することはありません。
平時の価格は倍近いとしても、凶作の場合には、工場野菜の方が格段に安くなるそうな…

その他、高い安全性(農薬が低減、雑菌も排除)、高速生産、
土地の高度利用、労務上からも様々なメリットがあるようです。

なので、今後ますます大手企業が資本参加する『野菜工場』が普及しそうです。
とても素晴らしいシステムですね

ですがここで、疑問が

日光にあたらない虫もつかない工場野菜を、本当に健康な食品と言えるのか?
果たしてそれが、日本が求めるべき正しい農業のあり方なのか?

土をいじり、“生産の喜びを味わうことが人間形成にも大いに役立つ”のでは
と思う人も少なくないはず…


(田野)

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