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「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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今はもうすっかり秋(ってゆーか一気に冬)!楽しかった夏の思い出も遠くなる…

そんな気持ちを表す言葉は「さみしい」でしょうか?それとも「さびしい」

奈良時代の歌集・万葉集には「さぶし」という言葉がよく出てきます。
それが平安時代に「さびし」となり、さらに、江戸時代に「さみし」と変化したのです!
江戸時代にはどちらも用いられていたようです。

ちなみに、バ行とマ行の音は入れ替わりやすい性質があります
例えば、「けむり(煙)」も昔は「けぶり」でしたし、「目をつぶる」は「つむる」とも言いますよね

なので、今も「さみしい」「さびしい」両方とも使われますが、
歴史の古い「さびし(い)」がどちらかというと標準とされています。

また、『寂』と『淋』の漢字の違いは何なのでしょうか

常用漢字に載っているのは『寂』だけで、『淋』は載っていません。
ですから、公用文・教科書・新聞などでは「淋しい」は使わず、「寂しい」に統一されています。

元々『寂』には、家人の声が細く小さくなったという意味があり、
『淋』には、木々から水が滴るという意味があります。 若干ニュアンスが違うんですね!

ともあれ、「寂しい」と「淋しい」には、それほど大きな違いは無いので、
一般的にはどちらを使っても問題はありません

「さみしい」と「さびしい」…音の変化により、2通りに分かれた言い方なので、
元々の意味の違いは無いことは先に述べました。

ただ、“人気(ひとけ)のない海辺の”“ぼろぼろになって荒廃感がある”様子は「さびしい」でも、
“何かをなくして満たされない心の内を表す”“物悲しく孤独感がある様子”には「さみしい」が
ぴったりくる?のかしら

皆さんはどのように感じられるでしょうか

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