「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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8月5日、長寿日本一として親しまれていたいしかわ動物園の
カバの「デカ」が永眠しました。(先日ブログにも載せましたが)
追悼の意を表して、友達と一緒に献花に行ってきました。
在りし日のデカばあちゃん、いつまでも忘れないよ!
皆なからデカばあちゃんへお花とメッセージがたくさん…
ちなみにカバの平均寿命は35~40歳ほど! デカは大往生でした
どうぞ安らかに眠って下さい…
(涙が止まりませんでした)
1952年アフリカ生まれのデカは、53年にお菓子メーカー「カバヤ食品」に購入され、
当時は「カバ子」という名前で、キャラメルなどの商品を宣伝する「マスコットガール」として、
水槽付きトラックで全国を行脚し、子供たちの人気を集めたとのことです。
62年にいしかわ動物園の前身の金沢ヘルスセンター(卯辰山)に移り、15年間に15頭もの
赤ちゃんを出産するのです。まさに、母の鏡!(ただ、全部に先立たれたそうです、気の毒なぁ…)
そんなデカと十数年連れ添い、見守ってこられた飼育担当の男性は、
突然の事に大きな悲しみとショックを隠せないようでした。(テレビのニュースで観ました)
この日もデカは、ごはんを普通に食べ、いつもと何ら変わった様子は見られなかった
というのですから…(ほとんどの野生動物は前夜しっかり食べて死ぬそうな…)
年を取り、ほとんど目が見えなくなったデカは担当技師さんの足音だけは気づいたと言います。
長年連れ添ったからこそできた二人の信頼関係はとても強いものであったことでしょう
いつもいる水の中で息を引き取ったデカ…誰にも気づかれることなく逝った…
一夜明け、水の抜かれたカバ舎のプール…
担当技師さんはいつもと変わらず、デカの大好物だった青草とおからを用意してましたね!
「いつもと変わりません、デカは今も皆なの心の中に生きてますから」と
推定年齢58歳は人間なら110歳ほどに相当するそうです。
100歳といえば…
今、全国で何百人もの100歳以上の高齢者が、所在不明になっています。
この日本という国はどうなってしまったのでしょう
元々身寄りのない人ならともかく、所在がわからないのに親族が何も思わないというのだったら、
とても悲しくなりますね…
人を思い、家族を思う…そんな当たり前の社会であってほしいです!
行政には、部署を超えて情報を共有し、国際強調・世界平和も大切ですが、
もっと身近な人々を幸せにする施策を考えいただきたいものです
(田野)
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