「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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暑い夏だからでしょうか
先日、ラジオで『天然氷(てんねんごおり)』の話をとりあげていました
天然氷とは、冷凍庫などで人工的に凍らせるのではなく、自然に氷結させて作られる氷のことです。
聴いていて、天然氷の「かき氷」を食べたくなっちゃいました
では、天然氷が一体どのように作られているのかご存知でしょうか
秩父や日光などが有名で、100年以上もの長い歴史を誇る製氷の蔵元が持つ製氷池で
名水を自然氷結させて作られているそうです。
きれいな天然氷に仕上げるために並々ならぬ苦労を要するそうな…
例えば、氷の純度が損なわれないための作業は、全て『人の力』で行われています
山間の日陰という立地条件から、製氷池には落ち葉が積もりやすく、
また、降り積もる雪には不純物が混じっているため、これらを全て取り除かなくてはなりません!
そうした作業は、氷を切り出す(厚さ15センチ・40キロ前後に)日まで休むことなく続けられるのです
切り出した氷は氷室へ運ばれ、おがくずをかけられ保管されます。(1年以上保管可能らしいです)
これを洗浄して、天然氷の出来上がり
美味しさ、硬さ、透明度…まさに「日本の歴史的民族文化」です!
言うだけなら簡単な“クリアな天然氷”は、
自然の恵みと、手間を惜しまないつくり手の情熱があってこそのものなのです
けれど、最近は地球温暖化の影響で氷作りの条件が年々厳しくなりつつあり、
このままだとそれほど遠くない未来には天然氷ができなくなってしまうといいます
普段の生活では感じ取れない環境の変化を、思いがけず天然氷の話から教わりました!
エコな暮らしを皆なで徹底しなきゃ
そして、涼感たっぷりの天然氷のかき氷で厳しい残暑を乗り切りましょう
(田野)
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