「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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夏になると、色々なところで色鮮やかな扇子やお洒落な
デザインの団扇(うちわ)を見かけることか多いですね
さて、団扇と扇子の起源を皆さん、ご存知でしょうか?
団扇は、古代エジプトの壁画に描かれていたり、紀元前の
中国でも用いられていたりと、はるか昔からあったとされます。
ですが、正確な起源というのは分からないのだそうです。
ちなみに、日本へは7世紀頃に中国から伝来したとか!
一方、折り畳める団扇ともいえる扇子は8世紀頃(団扇の
伝来から百年くらいの間)、日本で発明されたものです。
最初の扇子は、「檜扇(ひおうぎ)」と呼ばれ、
平安時代の木簡を綴り合わせたものでした。
つまり、扇子(そして扇)の起源は「メモ帳」だったのです
その当時は男性が公の場でアンチョコとして使うものでしたが、メモではなく
絵が描かれはじめて装飾品となり、女性が好んで使うようになったそうな…
さらに日本から中国に扇子は輸出され、ヨーロッパへ…17世紀の
パリには扇を扱う店が100軒を超えていたと言われています。
面白いのはアン女王(1665~1714)在位中の英国で、上流階級の
女性のコミュニケーションの道具として、扇子が大流行した話!
これは「扇ことば」といって、洗練された淑女は扇の動きで感情を表現したらしいのです。
例えば、“扇を開いてその陰に目を隠す”のは、「あなたを愛しています」ということ。
また、“開いた扇をゆっくり地面におろす”のは、「あなたを軽蔑しますよ」ということ。
なんともやっかいだなぁ
ヨーロッパでの流行は宮廷文化の衰退とともに終焉を迎えるのですが、このヨーロッパ風の
扇子が20世紀末の“ジュリアナ東京”で流行するのは歴史の不思議なところですね!
そういえば、初めて折り畳みの携帯電話が登場したのも日本
日本人は昔から“折り畳む”のが好きな民族なんでしょうか!?
(田野)
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