「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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先のブログでもちらっと書きました『鈴木大拙館』
オープン!!のこと、詳しくご紹介させていただきます。
まずは、鈴木大拙ってどんな人なのかご存知でしょうか?
彼は、本名を鈴木貞太郎といい、明治3年に
金沢市下本多町(現本多町)に生まれました。
四高に進学し、ここで西田幾多郎(かほく市出身の哲学者)
と藤岡作太郎(金沢市出身の国文学者)と
机を並べ学んでいて、この3人は
後に「加賀の三太郎」と称されます。
そして彼は、四高を中退し教員を務めた後、
東京帝国大学に進学し、その後渡米して
出版社で編集者を務め、帰国後は
東京帝国大学で教鞭をとったり…、晩年は
再渡米し、世界各国の大学での講義や
講演活動を続け、禅を中心とする東洋の
文化や思想を海外に広く紹介したのです。
(思索しているふり?をしている友人)
この館の特徴は、ものを鑑賞するだけでなく、
自ら思索する体験ができることです。
私たち来館者が、まず自由で自然な心で大拙に出会い、そこで得た
感動や心の変化を自らの思索に繋げていく“場”を提供しています。
この館の設計を手がけたのは、金沢にゆかりの深い世界的建築家・谷口吉生氏。
まちなかの豊かな緑と、金沢城や小立野台地周縁部の石垣、そして市内を縦横に
走る用水にインスピレーションを得た彼は、「緑」「石」「水」の3つの要素を配して、
金澤を象徴する景観を創造し、その中に大拙の世界を優雅に展開しています。
まだ来館されてない方は、歴史文化の薫り高い本多町界隈の散策を楽しんでみては。。。
中村記念館、松風閣庭園とも散策路でつながっているので、秋の金澤を満喫できますよ~
(田野)
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