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「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
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2011102616110000.jpg先のブログでもちらっと書きました『鈴木大拙館』
オープン!!のこと、詳しくご紹介させていただきます。

まずは、鈴木大拙ってどんな人なのかご存知でしょうか?

彼は、本名を鈴木貞太郎といい、明治3年に
金沢市下本多町(現本多町)に生まれました。

四高に進学し、ここで西田幾多郎(かほく市出身の哲学者)
と藤岡作太郎(金沢市出身の国文学者)と

机を並べ学んでいて、この3人は
2011102616300000.jpg後に「加賀の三太郎」と称されます。

そして彼は、四高を中退し教員を務めた後、
東京帝国大学に進学し、その後渡米して

出版社で編集者を務め、帰国後は

東京帝国大学で教鞭をとったり…、晩年は
再渡米し、世界各国の大学での講義や

講演活動を続け、禅を中心とする東洋の
文化や思想を海外に広く紹介したのです。     

                            (思索しているふり?をしている友人)
この館の特徴は、ものを鑑賞するだけでなく、
自ら思索する体験ができることです。
                                           
私たち来館者が、まず自由で自然な心で大拙に出会い、そこで得た
感動や心の変化を自らの思索に繋げていく“場”を提供しています。

この館の設計を手がけたのは、金沢にゆかりの深い世界的建築家・谷口吉生氏。

まちなかの豊かな緑と、金沢城や小立野台地周縁部の石垣、そして市内を縦横に
走る用水にインスピレーションを得た彼は、「緑」「石」「水」の3つの要素を配して、

金澤を象徴する景観を創造し、その中に大拙の世界を優雅に展開しています。

まだ来館されてない方は、歴史文化の薫り高い本多町界隈の散策を楽しんでみては。。。
中村記念館、松風閣庭園とも散策路でつながっているので、秋の金澤を満喫できますよ~

(田野)

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