「THE HOUSE 金澤」のスタッフ日記&現場レポート
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先日新聞を読んでいると、武蔵野大教授の原研哉氏が「家」について、次のように言っておられました。
「人口減少と少子高齢化が進む中、最近の元気な高齢世代には、老齢という意識が相対的に薄まり、
大人たちが個々の原理原則を携えてゆっくりと人生を仕上げられる社会が到来するかもしれない。
明治の頃に質に入れた“日本の美意識”を未来に活用する!そうすることが、自分たちの
誇りや幸福のみならず、世界においても好ましい文化貢献ができるのではないか。」 と。
私たち日本人は皆な、うっすらとそう気づき考え始めているんでしょうねぇ
『住まい』において、テレビやスピーカーは壁化し、照明やセンサーは環境化しています。例えば、
玄関で靴を脱ぐ習慣のある日本人にとって、そこには床と身体が直接触れ合う状況があります。
脈拍・体温・体重・血圧などの身体情報を床が感知し、身体が環境と
対話を始めるようなイメージも、もはや荒唐無稽とは言い切れません!
繊細・丁寧・緻密・簡素・清潔・・・といった“日本の美意識”は、テクノロジーの最先端で
機能するはずですから、お風呂やトイレは更に進化し、快適環境の水準を上げるでしょう
そして、ITを使って電力の需給を効率的に行う“スマートグリッド構想”の基点は、
『住まい=家』であり、便利で省エネの電気自動車が家の一部になるような・・・
一人乗りのクルマが直接戸口から出入りする!そんな時代もそう遠くなさそうですね
日本の『家』は、もはや画一的に供給されるものでも不動産価値でもありません
成熟社会という新たな市場と産業の交差点でさらなる進化を始めているんですね
(田野)
PR
この記事にコメントする